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目次

心筋梗塞とは

心筋梗塞とは、心臓の筋肉(心筋)に栄養や酸素を送る血管である冠動脈が詰まることで、栄養と酸素が不足した心筋が壊死していく心疾患です。
心疾患は、日本人の死因の中で二番目に多く、その予防には生活習慣の改善が重要だと言われています。

《2021年 主な死因の構成割合》
2021年主な死因の構成割合

(出典:厚生労働省 令和3年(2021)人口動態統計月報年計(概数)の概況)

症状

締め付けられるような激しい胸の痛み、胸部の圧迫感などが代表的な症状として挙げられます。その際、冷や汗が出たり、呼吸困難感や吐き気を伴うことがありますが、はっきりとした自覚症状を示さない場合もあります。

心筋梗塞の症状

心筋梗塞の予防

血管の詰まりが原因である心筋梗塞の発生は、動脈硬化によって出来る血栓が原因です。そのため、心筋梗塞の予防は動脈硬化の予防であるといえます。
動脈硬化の危険因子は、以前のコラムでも取り上げた「脂質異常症」「高血圧」「糖尿病」などであり、これらの予防に共通して大事なことは生活習慣の改善です。ヘルシーな食生活、禁煙と適度な運動、定期的な健康診断で健康を管理しましょう。

心筋梗塞の予防

心筋梗塞の検査

心電図検査、血液学的検査 、生化学的検査 、心筋マーカー (心筋トロポニン、心臓型脂肪酸結合蛋白など)などの検査が診断に用いられ、胸部X線や心臓超音波検査などで重症度の評価を行います。
これらの検査は、病院やクリニックなどでの採血検査、健康診断の基本的なコースに含まれることが多いです。かかりつけ医の先生に相談する、健康相談の結果を確認するなどして心筋梗塞の予防に役立てましょう。